ぽつん風俗に行ってきた!

By | 2018年12月21日

ぽつん風俗に行ってきた!

子門仁 彩図社 2018年 700円

ぽつん風俗というのは、

1、『繁華街や風俗街ではない場所……たとえば住宅街や商店街に1軒だけ佇んでいる店舗型の風俗店のことを指す。』
2、『あるいは新宿や池袋のような盛り場で、メインから少し離れた場所でぽつんと営業している店も含まれる。』

ということで、この本の造語ですな。最果ての箱みたいなもんですな。

20店舗くらいが紹介されている。紹介と言っても店舗名は全部伏字になってますけどね。ネガティブな紹介のされ方なので。すべて表風俗。そら裏風俗含んだら収拾つかなくなってしまうもんな……。

オフィシャルサイトはもちろん無く、情報サイトにも出てこない、クチコミサイトにも出てこない、マニアックな店舗もしっかり紹介されている。しかし、残念ながら紹介されている店舗は東京圏内だけである。まあ、このへんは著者の力の限界なのか。これに関しては正直がっかり。対象範囲を日本全国に広げ、ビジュアル(とうてい風俗店に見えない外観や、すごい立地の店舗とか)中心にしたら、もっと広く受け入れられる本になったんじゃないだろうか。例えば表紙のイラストのように「たんぼの中にポツンとソープランドがある」的な。これとほぼ同じ立地のソープランドは本当に日本に存在するんだから。

2に関してはそもそも「ぽつん」でも何でもないんじゃないか。都会以外ならそんなの死ぬほどあるし。東京に長く住んでいたら「ぽつん」という感覚が麻痺するのか? 東京以外で紹介されている熱海や道後の店とか、めちゃくちゃ風俗店があるエリアにあるけどな……。あと根本的にマンヘルを入れたらダメだろ。なんで入ってるんだ?

それからプレイの事もちゃんと描かれている。このへんはさすがに風俗ライター。「ネットで調べて行って見てきました」ではないので文章にその重みが加わりますな。(個性の全くない如何にもライターが書いたって文章だけど)。ぽつん風俗ゆえに「プレイ内容」が普通じゃない的に書いてるのもあるが、所詮は表風俗なのでどんなに頑張って書いても裏風俗みたいな異常さは出せない。このへんは変に究極感を出して盛り上げようとしないほうが上級者的にも楽しめたと思う。

基本的には風俗レポート系のマニア本という認識でよろしいかと。
「ああ、あそこな」とか「ああ、ここにもあったのか」とか読みながら感じられるリフレッシュレベルの人なら面白いと思う。

あ、私ですか? 最初は東京付近しか載ってないのでがっかりしましたけど、
読み進めればこれがなかなか狭いながらも深くて楽しめましたよ。こういうの好きなんで。エリアを全国に広げて第2弾を出してほしいですね。