さいごの色街 飛田

By | 2012年10月14日

 

さいごの色街 飛田

井上理津子  筑摩書房 2,100円 2011年

1・2章と5・6章は、そこに生きる人達へのインタビューが中心で、警察や893、組合へ著者(女性)が乗り込んで話しを聞くというのが面白かった。アポなしで893事務所へ行ったり、営業中の料亭へインタビューさせてくれとビラまきしたりと、だいぶブっ飛んでる。中間部分の3・4章は飛田の歴史を調べてまとめましたといった内容で、漢字ばかりで新鮮味は無い。女性ならではの業界に対する無知さがあり、それはそれで珍しい視点と言えるのだが、正面突破しすぎで、風俗を知る男性が読めばちょっと間抜けな印象も受ける。もっといろんなコネを使って、自らの行動力とそれをコラボさせたら面白い事になっただろうに・・と多少残念に思う。12年かけてこれですか?といった後読感。あと、西成の人の言うことは話半分で聞いた方がいいと再認識できる(笑)。