私は障害者向けのデリヘル嬢

大森みゆき 　ブックマン社　1,400円　2005年

著者がなぜ風俗嬢になったか、という話から始まり、実際に障害者向けのデリヘルで働いていた時の話が13個載っている。よくある風俗嬢の書いた本と同じような、いわゆる「エピソード集」という構成だが、「障害者向けの風俗店で働いていた」という部分で価値があるようだ。著者の思い出話がまとめられているだけで、障害者向けの風俗の是非を問うたり考えたりする類の内容ではない。雑誌「婦人公論」に掲載されたテキストを単行本化したようだ。