こうしたらウマく口説けた!

投稿者: | 2016年6月25日

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こうしたらウマく口説けた! (宝島SUGOI文庫)

松平P作 宝島社  669円 2012年

タイトルを見ますと出会いパーティーやナンパで女を口説く方法が書かれているように思いますが、そうではありません。また、サブタイトルは 「エッチ率100%の素人フーゾク嬢を落とすテク」 になっていますが、風俗嬢をコマす(落とす)方法は書かれていません。非本番店で風俗嬢にやらせてもらうテクニックが書かれています。わかりやすく言いますと、「非本番系の風俗店で風俗嬢と無料で本番する攻略法が書かれている書籍」になります。

珍しい内容の本だと思います。私はこういった系の書籍にはまあまあ詳しいのですが、こんな「本」は見たことないですね。もともとはスマホアプリだったみたいです。それを本にしたってことみたいですね。

いっとき情報商材でこういうのが雨後の筍のようにリリースされましたが、そういうバカを騙して金儲けをする目的で書かれたものとは違い、内容はしっかりしています。しっかりしているというか、著者は風俗店で風俗嬢と本番するロジックをよくわかっていますね。エッチ成功率100%と書いていますが、100%ってのはかなり難易度高いですよ。私も昔はヘルスとか風俗行ったら、けっこうな確率で生ちん放り込む人間でして、そういった人間からしても、ヒット率100%てのは決して辿り着けない神がかり的な数値でしてね、本当なら驚かされますな。

まあ私は何時からかチンコが入る裏風俗しか行かなくなってしまい、そうこうしてるうちにチンコ入れられるんだけど出来たらこの環境でこの女には入れたくないなとか思える風俗ばかりへ行くことになってしまい、そうこうしてるうちに今となってはもうチンコ入れるとかどうでもいいみたいになってますけど…。

若干盛ってるにしても、著者は高打率の打者であろうことは間違いないんでしょうな。女が何を考えて働いてるのか、とかも正しく理解してるし、主導権が女にあることもわかってるし、いわゆる「魔法の言葉」についても書かれてるし、答えだけではなくその理由=ロジックもちゃんと書かれてるんだな。このへんが解ってるところだな。

必勝法を教えろって人は世の中にたくさんいますが、大事なのは「答え」ではなく「何故そうするのか」ってのを自分で理解することなんですよ。カンニングして東大受かっても講義についていけないでしょ? 受かるのが目的ならいいですけど。ですからこれ読んでも理解できなければやらせてもらえないと思います。魔法の言葉を囁いても失笑されると思います。塾に行ってるのに成績悪い人は、塾に行ってるだけで勉強してないからってのと同じですな。

おっと話がそれ気味。この本のことですね。

書いたのはシステムエンジニアのリフレッシャーで、物書きではないみたいです。中5日でリフレッシュに行っているみたいです。リフレッシュ歴20年で数千万円使ってるそうです。

構成は3章に分かれています。

1章は要となる攻略法について書かれています。

2章は「孫子の兵法」を風俗に関連付けて解説してるのですが、長いし理屈っぽくて正直どうでもいいです。(理屈っぽいのは著者がエンジニアであるためだと思われる。自分でもそう言っている。)

3章は、風俗嬢に攻略法について意見を聞く内容になっており、この攻略法の嬢目線からの検証というか裏付け的な章になっている。

読むべきところは1章だけです。まあ、3章も読んでもいいですけど。こういうロジックが好きで面白いと感じた理系脳?の人は2章もじっくり読めばいいと思います。

で、私がもっとも感じた事。読んであれっ?て思ったこと。

目的はなんやねん? てこと。

著者は「非本番店でオプションなしで最後までやる」ことが目標だと書いています。

うん、目標はわかる。その目的は?

非本番店での本番にスリルを感じるとか、目標クリアによる自己満足に浸りたいとか、ソープよりも廉価で本番したいんだとか、そういった目的、著者の動機付けはこの本には書かれていないのです。

だから、揚げ足を取るつもりはないのですが、100%やらせてもらいたいなら最初からソープ行けばいいのでは? エンジニア的ロジックで行けば、それが最も効率的で理に適った風俗遊びの方法なのでは? 1+1+1+1+1+1+1+1+1+1=10ってプログラムするより、1×10=10って書いた方がいいんじゃね? と思ったんですけどね。