ナツ ミリオン出版 1200円 2008年
ジャンル的にはホスト本です。いわゆる(ホスクラへ行く)女性向けのホスト恋愛日記です。一般人が読んだら「は? なにこれ? こいつ馬鹿なの?」って思える書籍です。もともとホスクラに通ってる女が書いてた日記(人気ブログ)を本にしたものです。ですので、中身は ○月○日 ~~~ ひたすらゴシック体横書き。形式段落なし。みたいな構成になってます。
ホスト通いをしている女が読んだら「あ~~!わかる~~!切ないよね~~」とかなるんだと思います。
ホスクラに行ったことない人は、読めばホスクラがどんなところかますます解らなくなると思います。
そして、「ところでこれは恋愛なのか??」という疑問が湧いてくると思います。
ホスクラに行ったことない人は、読めばホスクラがどんなところかますます解らなくなると思います。
そして、「ところでこれは恋愛なのか??」という疑問が湧いてくると思います。
でも、恋愛ってそんなもんですよ。あなたのしている恋愛だってあなたが恋愛って思ってるだけですから。
あ、著者は風俗嬢です。ホスクラ行くのは当たり前ですが風俗嬢とキャバ嬢ばっかです。ホストに狂ってる女性が読んだりするのはお勧めなんじゃないかな。ホストにハマる女性の心理が知りたい人は読んでもいいかもしれないけど、よくわからんと思うよ。
解らない人に解りにくい例えで言いますと、パチプロの稼働日記ですね。それのメインの稼働時期を切り取って書籍にして「現金主義~私が打ち込んだ5機種の回胴式遊技機~」みたいなもんですな。
○月○日 ~~今日はA店で常連のメガネとの台奪取に勝利し大花火の推定6をブン回し。さすがに明日は下げられるだろう。B店のアステカに浮気してみるか。 +124,500円~~
みたいな。パチンカス以外からすると「は? なにこれ? こいつの人生終わってね?」ってなるアレね。
こんなものをなんで本にするんだって思いますが、2008年くらいはそういうブログ書籍化みたいなのが流行っていた時代なんです。
内容や構成をあえてブログ構成そのままにするのも、「ブログ完結の記念碑的な意味合いで書籍にする」という当時の携帯小説的な発想が少なからずあったからだと思います。
内容や構成をあえてブログ構成そのままにするのも、「ブログ完結の記念碑的な意味合いで書籍にする」という当時の携帯小説的な発想が少なからずあったからだと思います。