色街をゆく

投稿者: | 2012年10月14日

 

色街をゆく

橋本玉泉 彩図社 620円

現在の歓楽街の歴史を調べて本にしたというもの。エロ系の描写は一切出てこないし、著者がエロ行為に及ぶこともない。取材地として吉原や飛田など18か所が取り上げられている。帯には「北海道から沖縄まで」となっているが、関東と関西圏が中心で、単行本化するにあたってすすきのと真栄原を入れた感が強い(笑(もともと雑誌で連載されていた)特別、目新しい情報などもなく、そのソースも既出のものが多いので、歴史散策マニアや赤線遊郭マニアにとっては物足りないかもしれない。歓楽街今昔入門書といったところ。