愛の方程式
ドラゴン今中 鉄人社 2002年 1400円
ちょっと古い本で恐縮ですが。
ナンパ本です。面白い。そしてナンパテクのクオリティが高い。そらそうだろう。ドラゴン今中なんだから。ドラゴン今中ってのは、2000年くらいに各種雑誌媒体で活躍してたナンパ師(?)だ。そこらの3流エロ本ライターとはスキルが違う(と、私は思っている)。
内容は・・・
終電後、漫画喫茶で時間を潰す女はオチやすい
占い師の元を訪れる女性の悩みを聞けば
ハローワークで職を探す女は付け入るスキが多い
日曜夜のテレクラは入れ食い状態
カメラを持った男に女はすぐ股を開く
AV男優はモテモテに決まってる
上京したばかりの女学生は絶好のターゲット
女性ばかりのカルチャースクールに入る
レディースサウナに泊まる女はすぐヤレる
ツーショットのサクラ女は出会いに飢えている
……こういうバカバカしくも興味深いのが23本入ってる。女(モザイク付き)の写真付きの回もある。元ネタはBUBUKAとか裏モノJAPANとかで連載してたやつだったかな。
言っておくが、これは「ナンパHOWTO本」ではない。「こんなバカバカしい思い付き(いちおうロジック有るけど)のナンパを本当に実践してみた」という本なのだ。そしてこれが、「ハイハイ。ナンパ企画ね、適当にナンパに繰り出して、声かけて適当に写真撮らせてもらって、この辺は脚色して、この辺はお茶を濁して……はい原稿できました」という内容ではないのだ(と、私は思っている)。きちんとナンパしている。しかもちゃんと食ってるのも多い。そして、ドラゴン今中という男は顔出ししているのだ。雑誌ではもちろん、この本でも裏表紙にアホみたいな写真を載せている。私は連載を読んだ当時はガキんちょだったけど、ナンパやテレクラで女を釣るのはカッコいい男である必要はないんだ、スキルなんだって、心底勉強になりましたよ。