ぼっけえ、きょうてえ

By | 2019年5月25日

ぼっけえ、きょうてえ

角川書店 岩井志麻子 476円 1999年

遊廓モノのホラー小説です。謎のタイトルは岡山の方言で「とても、怖い」という意味。岡山の遊郭が舞台になってるんですなあ。

私はとても良く出来ていて面白い作品だと思います。手塚治虫のブラックジャックのあの話を思い出しましたよ。怖いのかと聞かれればグロ怖いって感じだと思いますね。怖いと聞かされてから読めば、ふ~~ん…かもしれませんが、まったくなんの前情報もなしで、ただ目の前にあったこの本を読んだとすれば、強烈なインパクトというか救いようのない後味の悪さが残ると思います。文庫本には他に3タイトル入っています。表題のは50ページくらいです。

インプリント~ぼっけえ、きょうてえ

2006年にアメリカで映画になっています。アメリカ映画ですのでセリフは英語です。ホラーオムニバスのうちの1本として創られたようです。監督は三池崇史で主演が工藤夕貴。セットも衣装もいろいろデフォルメされているので、遊郭映画ではありません。でもこれはこれで面白いし、完成度も高いです。ラストは少し違いますが、だいたい原作と同じ感じで進行します。拷問する女を演じてるのは原作者の岩井志麻子だと後から知りました。演技なのか素なのかだいぶイカれた最高の顔してます(笑)。