性と欲望の中国

投稿者: | 2019年9月13日

性と欲望の中国

安田峰俊 文藝春秋 2019年 850円

中国通の著者が書いた中国エロ事情を5話…といったところか。著者はリフレッシャーではないので風俗体験記ではありません。なんちゅうか、門倉貴史っぽい感じの本ですかね。エロという視点から中国という大国を見てみました的な。帯に「驚きの現地ルポ」と書かれているが、みんなが期待するような現地ルポではない。

かつての東莞、かつての下川島、ラブドール、LGBT、日本人AV女優、について書かれている。まあ、どれも読んで何か役に立つものでは無いんだが、息抜き気分で軽く読むにはいいのでは。頭のいい人が書いているので、底辺ライターが書いたような不快感はないし。