神待ち少女

投稿者: | 2012年10月14日

神待ち少女

黒羽幸宏  双葉社 1,260円 2010年

『神待ち―ケータイの掲示板などを使って、その日の宿や食事、金銭を無償で提供してくれる「神」を求めること』そんな神待ちする女(少女)をライターが追ったノンフィクション。東京のド真ん中、新宿や渋谷が舞台。女だけではなく同じような境遇の男や、その親までを取材対象としている・・が、取材対象数はさほど多くなく、実はこの本のテーマは、「娘を持つ父親である筆者が神待ち(彼女ら)を理解する」というところにあるように思える。それにしても・・「人生で一度くらい神キターとか言いたいですよ」・・吹いた。今の日本はそんなに駄目なのか!?