消えた横浜娼婦たち 港のマリーの時代を巡って

投稿者: | 2012年10月14日

 

消えた横浜娼婦たち 港のマリーの時代を巡って

檀原照和  データハウス 1,785円 2009年

我々リフレッシャー的には、第4章の「大岡川の向こう側」第3章の「白塗りメリーの物語」が読みどころで、そのほかの章は、娼婦とはあまり関係のない「風俗寄りの横浜市史」みたいな内容になっている。第4章はいわゆる「黄金町のちょんの間」の歴史を、第3章は「伝説の娼婦メリーさん」を追いかけたドキュメンタリーな内容になっている。良く調べてあると思う。でも、娼婦本人まで突っ込んで取材しておらず、外堀から間接的に本丸を取材しただけなのが残念だ。タイトルがタイトルだけにね。