風俗マニアライターズ 彩図社 2019年 713円
いかにも彩図社って感じの本です。アマゾンの内容紹介に、どういった内容の本か参考になる程度には書かれています。彩図社にはこんな本がたくさんありますね。
私はとくに買う気はなかったんですが、本屋で表紙に魅かれて手に取ってみたんですな。それで目次をちらっと見たらですよ、『いまも営業する伝説の裏風俗「最果てのちょんの間」に行ってきた!』 って書いてあるではないですか。
そら買わないとダメですよね。宇宙最強のフリーザがクリリンに尻尾を切り落とされるみたいな出来事ですよ。私からしたら。 内容如何では殺すだけではなく木端微塵にする必要があるやつですよ。 で、帰って急いで読んだところ、最果てと書かれていたのは「土橋」でした。よかった。遂に伝説のスーパーリフレッシャーが現れたのかと思ったよ。
まあ、そんな感じで全部読んだところ、風俗情報サイトの、トラフィック稼ぐためにクラウドライターに書かせた体験談って感じの仕上がりですね。可もなく不可もなくな書き方の。悪い言い方をしますと、頑張って奇をてらったけどクソおもんないエロ体験レポート集です。面白くないだけではなく、メインライター以外の文章が下手過ぎます(全員が三点リーダー使い過ぎでイライラする。女ライターに至っては読む事すら困難なレベル。よくこれでOKでたな)。
ということで、この本の一番価値のある部分、それは冒頭にも述べました裏表紙に載っているネオン坂歓楽街の矢印看板の写真です。私はネオン坂に行ったときに、この看板を写真に撮るのを忘れてて、次に行ったときにはもう無くなっていたのです。本当に悔しかった。改めてカラー写真を見るとかなりいい味出してる看板だと思います。