覗くモーテル観察日誌
ゲイ・タリーズ 文藝春秋 2020年(単行本は2017年) 957円
外国の本を…。タイトル通りの内容ですな。アメリカのモーテルオーナーが屋根裏で客を覗いていた記録を本にしたものです。
オーナーが覗き日記をつけていて、それを元にして有名(?)作家が本にしています。時代はちょっと古くて60年代~からの記録です。本になったのは最近ですけど。
海外の本というのは訳者によって雰囲気が変わるのがいい所であり、悪い所でもあるのですが、これは可もなく不可もなくといったところでじゃないでしょうか。いかにも訳本って感じの仕上がりです。タイトルや表紙がフランス書院文庫っぽいですが、ちゃんと本を読む人向けの本です(漫画やコラム感覚では読めません)。
オナれるのかといえば、オナれるかもしれません。フランス書院ほどではありませんけど。でもリアルの話だと思えばブーストして抜ける?
で、なんかスピルバーグが映画化しようとしたらしいけど流れたみたいです。肝心の日記の信憑性が揺らいだから?鳴り物入りでデビューさせようとしたら不適切な事件を起こしやがって消えていったけどVシネマでは活躍してる役者みたいな扱いの本ですかね。