ヒクソン☆高田 彩図社 2020年 730円
ヒクソン☆高田とかいう風俗行きまくってる男が書いた初めての本。（自称）有名人らしい。名前はなんとなく知っていた。それ以上のことは何も知らん。買う前にライブドアブログの風俗カテゴリで名前を見かけたことがあったので、いちど覗いてみたのだが、ブログは3秒で見るの辞めた。
しかし。私もこういう新しい本は出来るだけチェックしているので、やむを得ず９９．９％おもんないだろうと思いながら購入した。立ち読みでもいいのだが、最近はどんな本でも読むなら購入して読むようにしているのだ。（立ち読みってよく考えたら相当ズルい読み方だと思うので。それで上から目線でレビュー書くのもどうかなって思うし。）
読んだらまったく、心の底からおもんなかった。最初の10ｐくらいを読んで、ちゃんと読むのが苦痛になったので速読した。
内容は自伝だね。この男の。どうでもいい生い立ちから団子屋で団子をこさえて貰った給金で風俗行ってもう25年くらいったよアハハ。もう50歳だよえへへ。みたいな内容。
風俗嬢との対談とか業態説明とかも入っているが、やる気のない担当編集がしょうがなくテンプレ通りに企画したんだろうなってのが伝わってくる。彩図社から声がかかった（自分で売り込んだ？）から出版になったと書かれているが、「著者がただ自分の本を出したかっただけ」というのが、ものすごく良く判る。
内容が良く判らないアホっぽいタイトルになっているのも、内容が無いからですね。本にする話があってから2年くらい経てやっと出版にこぎつけたってあとがきで書いてるが、それは担当者も途中で本にするのが嫌になったんじゃねーのか？ タイトルはこれ、本気の皮肉だろ？