江戸吉原図聚
三谷 一馬 中央公論社 1,600円 1992年
「本書は、江戸新吉原のすべてを絵と解説によって再現しようとしたものです」(はじめに)という本。遊女の絵・花魁道中の絵・登楼の方法・遊女の生活など絵と解説がたっぷり載っている。というか百科事典ですね。文庫本なのに655ページもある(笑)。吉原や遊廓にさほど興味がなくとも、絵本を眺める感覚で絵を見ているだけで楽しい。よく似た吉原図鑑みたいな書籍に比べたら、1500円でこのボリュームは超お買い得ですね。全ての絵は絵描きの著者による当時の原画からの再現というか模写っていうのかな。同じ著者が他にも江戸時代系の絵本みたいなのを出しており、これが馬鹿馬鹿しくて面白い・・。でもこの塔とは関係ない内容なので・・。