戦後性風俗大系―わが女神たち

By | 2012年10月14日

戦後性風俗大系―わが女神たち

広岡敬一  小学館文庫 638円 2007年(単行本は2000年)

日本風俗業大全をさらに内容充実させたような感じの本。昭和20年~平成10年までの性風俗が網羅されている。随所に写真や年表も盛り込まれている。全体を通して時代背景がかなり詳細に記されている。時代を追って各章ごとに分かれており、各章ごとに当時を代表するスター風俗嬢25人にスポットをあてて書かれているのが面白い。だから、わが女神たちというサブタイトルになっているんだろね。著者の得意の書き方ですな。蛇足ではあるが、「我が」と言うだけあって、出てくる女(一条さゆりや安部定!)などと親交があったり実際に会ったりしているわけですな。挿入されている写真は著者が50年で撮り溜めた6万枚の中から厳選した214点。近現代風俗史の入門書として最適であると同時に上級者でも教科書として使える内容。価格が安いのでお得感がありますね。私はこの本が広岡敬一の集大成であると思う。そして広岡敬一を超えるリフレッシャーはいないと思っている。