散歩の達人1996年11月号

投稿者: | 2015年11月23日

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散歩の達人

弘済出版社(現・交通出版社) 480円 1996年

散歩の達人ってのは今でもある雑誌で、「大人のための首都圏散策マガジン」らしいです。

これは創刊間もないころの1冊。巻頭に「街に赤線があった頃」という特集が組まれている。特集のボリュームは42P。

赤線・遊郭エリアの今昔比較とか、、ソープのことも隠さずに写真入りで取り上げられている。赤線珍建築学講座とか、須崎・玉の井・鳩の街を歩いたりとか、マニアの人的には楽しいんじゃないかな。

後半に「赤線の誘惑」と題して、みんなが大好きな赤線跡シリーズみたいな感じで首都圏エリアの物件写真が29枚載っている。ハニー白熊の名前だな(笑)。『~廃墟と化した街を歩き回っているうちに、いつしか興味は女性より建物の方に向かっていた……』とか・・。オレなんかいつまで経っても建物よりセクースだけどな。

赤線遊郭雑誌ではないので、マニアの人的な見どころは最初の42Pだけで終わるし、内容も特別掘り下げて書かれているわけではない。
古い雑誌なので紙がコート紙ではなく上質紙なので写真映えも悪い。多大なる期待で買う本ではない。荷風! vol.2のほうがお勧めかな。