楽園の女たち―ソープランド街・笑いと涙の物語

By | 2015年11月29日

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楽園の女たち―ソープランド街・笑いと涙の物語

伊藤麻貴 データハウス  980円 1990年

1990年の本。フリーライターの女が雄琴のソープ嬢およそ150人にインタビューして書いたというインタビューまとめ的な一冊。こんな変わったお客さんがきた、こんな客は嫌い、OLから転職したソープ嬢、子持ちのソープ嬢……そんな内容の話が44個載っている。1個2~3Pの短さ。

今でいえば彩図社のコーナーに並んでそうなクッソ軽~い内容の本。またはデータハウスのセックスHOWTO本をイメージしてもらえたらよいかと。
いかにも畑違いのライターの女が風俗業界にちょっとだけ首を突っ込んで「こりゃ面白い世界だ、目から鱗だわ!」ってノリで書いた感じの内容。アンアンとか女性誌向けコラムだったら丁度いい塩梅になるんじゃないかな。マイルドな書き方だし。

まあ、それでも当時のバブル直後の雄琴のソープ嬢の雰囲気というかそういったものをちょっとだけ感じられる、ってところがマニア的な読みどころか。一般人的には、おもしろいお客さんの話とか新人ソープ嬢の話とか面白系の話が読みどころかね。なんか「本当にあった笑える話」(って女性向けの漫画雑誌があるんです)のネタみたいな感じだな。うん。

今でこそこんな風俗嬢インタビューまとめ本は腐るほどあるけど、1990年だからね。この時代のは他にあんまり見たことないよ。