全調査東海道酒・女・女の店

投稿者: | 2020年10月2日

全調査東海道酒・女・女の店

梅田晴夫 有紀書房 1967年 380円

昭和30年代(40年始め?)までの夜のお遊び情報本です。318pあります。書いているのは京阪神版とは違い、梅田晴夫という人物。京阪神版の姉妹本みたいです。

掲載エリアは、小田原・熱海・箱根・伊東・伊豆長岡・静岡・浜松・豊橋・蒲郡・名古屋・岐阜・大津までの東海エリア。

業種は、
バー・スタンド、トルコ、花柳界、旧新地、旧赤線、アルサロ・キャバレー、ストリップ、ステッキ、芸妓、美人アンマ、ホテル、など。

すごい具体的に何軒あって、なんぼで買えるとか、地図とかも載っていますが、なんせ時代が古すぎてあまりピンときません。トルコは黎明期なので、プレイ内容はオスペすらない健全なのが殆どです。バーやスタンドも、今の感覚とはだいぶ違うみたいですねえ。

そんななか、旧赤線は、エリアもプレイ内容も変わらないまま平成まで続いていたという事が驚きです。豊橋の有楽町や東田だけではなく、伊豆長岡のオニ―がこの頃からあるのを知ってビビりました(写真が載っている)。まさご座とか、ヘルス宮小路とかもこの時代から続いてるみたいで、これも凄いですね。

マニア向けですが、資料としてはすごい面白いですね。