敗戦と赤線
加藤政洋 光文社 798円 2009年
赤線とは何か。凄く納得のいく答えが最初に書かれている。そしてそれがタイトルにもなっている。この最初の数ページを読んで興味を持った人には良著になり、そうでない人は駄作と感じるだろう。筆者は研究者なので、内容は論文的になっている。(が、けっこうサクサク読める。このおっさんはいくつか本を出しているが、本書はもっとも手軽に読めると思う)赤線とは何かを、東京、岐阜、沖縄などの事例をもとに紐解いていく内容だ。知っているようで知らない赤線。読めばわかる。